週アスの同人誌をつくってみたら、超楽しかった件
「松村縛りのアドベントカレンダー」、12月中旬から体調をくずしてしまって気が付いたら年明け。さらに遅くなってしまいました。松村翔子さんにはたいへん申し訳なく……。
私はガジェット系ニュースサイトで編集者をしている松村敦と申します。
こんなサイト
その前は「週刊アスキー」というPC/IT雑誌の立ち上げから足かけ17年携わってました。
ちょうどこの週アスが紙の雑誌を辞めるタイミングで自分も卒業したのです。上の画像は最後に関わった号です。
ウェブ編集のお仕事もおもしろいのですが、ずっと紙媒体をやってきたためか、たまーにむしょーに雑誌を、それも「週アス」を作りたくなりました。でも紙の週アスはすでにありません(ムック的な本は刊行されてます)。
ないなら個人で作れないかなぁと、古い仲間と試行錯誤の結果、冬のコミケで販売する同人誌をつくることに決定。
元週刊アスキーに関わっていた編集者やライターさん、マンガ家さんを巻き込み、2015年12月に「パロディー版 週刊アスキィ」という同人誌が完成しました。
告知もそこそこに勢いだけで300部刷って、ドキドキしつつ冬コミに電車で持ち込み。開始からお客さんが途切れることなく、お昼には完売となりました。「パソコン誌の同人誌」なんて超濃い人向けの本が完売したのは、ひとえに「週アス」が好かれていたからだと思います。
フルカラー44ページで紙や印刷の質にもこだわった結果、完売してもひとりあたり300円しかプラスになりませんでしたが、つくるのも売るのも本当に楽しかった。
いままでずっと編集だけやってきて「つくったらおしまい」でしたけど、印刷や搬入の作業、売り場でお客さんの顔が見えたのはとても楽しい想い出です。
そんなわけで2016年の冬コミ用にも同人誌「週刊アスキィ」の第2号をつくりました。1号目よりもパワーアップしないと…ということで
同人誌なのにFREETELさんのSIMを付録に付けてみたり
ちょっと堅めの記事を載せてみたり…
ダブルフェイス、裏表紙はマウスコンピューターさんの広告だったり
自分の子供(0歳)の巻頭グラビアを載っけてみたり
目次はこんな感じ
などなど、いろいろ楽しくつくらせていただきました。
コミケは終わってしまいましたが、こちらのサイト(週刊アスキィ - SPIKE)の通販でもお求めになれます。
2号目も赤字は回避できたので、2017年もきっと3号目をつくるだろうなぁ。